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Author:幸子
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家族を知り愛を知る

山あり山あり山ばっかり

去年脳出血で運ばれたときは桜の季節を過ぎた頃。ここの桜並木が綺麗だと聞いたね。
その桜を見るということは、またここに入院してしまっているという事になるから、その時は見たくないと思った。
だけど今すぐ命が消えてしまうなら、少しでも一緒にいたいと、一緒に見たいと願ってしまうような今がある。
あの時は希望を乗せて歩いた道。
今はそれが見えず、絶望を抱えたように歩いている。
同じ道がこうも変わって見えるなんて。
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手の施しようがない状態だと、死ぬのをただ待つだけなんだと、そんな気分でいたから、
リハビリが始まっていると聞いたときは変な感じがした。
オカンの命をまだ諦めてないよと言われてる気がした。
と同時に諦めてしまっているのでは私ではないかと情けなくなった。
去年一番お世話になった、たつみ先生に支えられリハビリ室へ行くオカン。
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オカンの笑顔が見える。
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大好きな先生たちとまた触れ合うことができて、この時間だけ見ると、ここにまた来た事が良かったのではないかと思えてしまうほどオカンが幸せそうに見えた。オカンは幸せだと思えた。
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先生に聞くと前日とは全く別人のようにこの日は調子が良かったというオカン。
若いエキスを吸えて嬉しいとか、こんな男前と触れ合えて嬉しいとか、そんなユニークな一面さえ覗かせるオカン。
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私もお気に入りのイケメン先生と再会できて嬉しかったりしたという、笑。
しかし結婚して子供もいると知り、個人的にはショック受けるばっかりで、笑
先生にマッサージしてあげるオカン。オカンの意思から始まったみたいだが、これも良いリハビリ。
先生と触れ合えて羨ましいぜチキショーとか、そんな様子を内心羨ましく見つめる娘、笑。
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穏やかな日もあるが、
行くとめちゃめちゃに壊れているオカンに出会う事は多々。
この日は、シーツを破り、お箸をボキボキに割ってしまっていた。
ストレスを感じると破壊的になるオカン。
それにしてもお箸割るとか凄い力。
脳の状態を知ってるだけに、どこからそのパワーが来るのか不思議だ。
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先日の検査結果、詳しい病状説明を受けた。
右の脳のほとんどが腫瘍で侵されているような状態だという。
そして、去年脳出血した反対側、前頭葉の左側にも腫瘍が発見された。
精神異常レベルはオカンが受けてきた脳のダメージの積み重ねだ。
人間らしくある場所がどんどん壊れていく。
検査結果を見るといまここまで動けてる事が不思議な位らしい。
それが生命力によるものなのか、なんなのかは解らないが、
少しだけ希望が見えたような気がした。
そして、手術を勧められた。
右半分の腫瘍の一部を取り除いてあげることで症状が少しマシになるかもしれないという。
ただそれは根本的な治療ではないし、リスクも勿論ある。
取りきれない部分は放射線治療でと言われた。
手術すれば延命の可能性は広がる。
何もしなければ、腫瘍が神経を圧迫してだんだん体が動かなくなっていき、吐き気などをもよおし初め、意識障害に陥いり死に至るだろうと。
手術するかしないか、決めて欲しいという。

なんせ支離滅裂な状態なので、それがオカンの意思を伴っての発言なのかは解らないが、
チコちゃんの彼氏が以前脳梗塞か何かで倒れて奇跡的に助かったのを思いだしてか、
ある日、私も同じように手術してくれと病室で訴えていた時があった。
そんなオカンの声を聞いて、オカンはまだ自分の命を諦めてないと感じたから、
手術できるなら手術する方向でとどこかで思っていた。
しかし、実際その状況になると悩んでしまった。
どっちがオカンにとって幸せなのだろうか、、。
オカンの意思確認ができない状態だから、私が決めるしかない。
オカンに聞いてみるも理解できないから返答ない。
自分がオカンならどうするだろう。
そんな問いかけをしても自分自身ですら答えがでなくて、、。
手術できるならして可能性にかけようと思っていた気持ちを優先して、
手術する方向でほぼ固まってはいるが、とても複雑な気持ち。

ただお金があれば手術してやりたい事があるというのは決まっているのだが。
お金を残してやれない事が相当悔やまれるのか、開運財布をやたら欲しいと言って来たり、入院前からお金に対する執着が凄かった件。
そしてオカンがなんとしてでも当てたかった宝くじの発表が14日にあったがダメだった。
執着してない私も今回ばかりは当たりますようにと願ってしまった。
お金があるないで、命の扱いに差が出てきてしまうなんて、ほんと嫌な世界だ。
借金してでもそれをすべきか、迷う。
それというのは、高濃度ビタミンC点滴療法。
保険きかないから、月20万くらいかかりそう。
せめて半年はやりたいのだが。
そうでなくても生活厳しいのに一体そんなお金をどうやって作るのか。
それさえ解らないのにただやりたい気持ちだけが溢れる。
それをやって効果が出たら、同じように苦しんでる人たちの希望にもなる。
効果なくてもやってみたことは無駄にはならないと思う。
こういう状況になって借金は作っても、貯金してこなかった自分を恨んだ。

昨日16日は、今の状態ならOKということで数時間だけど家に帰れることに。
毎日ダイヤを思い出しては泣いていたオカン。
ダイヤが死んでしまっていると思っていたようなオカン。
だけどあれだけ毎日ダイヤダイヤと言っていたのに再会しても反応が薄かった件。
ダイヤも嬉しいのと同時に戸惑っていたように見えた。
脳がやられるというのは本当に恐ろしい。
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13時から19時までの外出許可。
家では急に化粧しだしてありえない色の口紅を塗ってみたり、
引き出しをいつものように訳わからないまま片付けたり暫くは落ち着かない様子だったが、
その後横になってテレビを見ながらうとうと寝てしまったオカン。
病院では良く眠れてない様子だから、久々の家で安心したのだろうか。
心配していたトイレも何とかなった。
久しぶりに穏やかな時間を過ごせたのではないかと思う。
だけど帰り際になり、パニクり始めるオカン。
家を出ようとすると次から次へと違うことをやり初め全くいうことを聞いてくれないオカン。
(こっちの言ってることが理解できない状態だからこの表現は間違いかもしれないが)
違う方向に向かうので、そっちちゃうで、こっちやでと体に触れると
「あんたのその冷たい手嫌いや。触るな!!」と逆ギレする始末。
そしてそういった暴言を吐くことは多々でそのキレ方が半端ない。
注意されたと感じるとキレまくる。
一体どうしろというのか、もうどうしようもないと何度感じたことか。。
病院へ帰りたくないという気持ちの現れだったのかなんなのかは解らないが、こんな様子ではもう2度と家に連れて帰ってこれないと思ってしまったほどまいったし最後に私もダメだと思いながらも少々大声あげてしまった。
本当に疲れる。
家を出るときダイヤに声をかけるオカン
「元気なって戻ってくるから待っといてや。」
その声はまともだったのだろうか?オカンだったのだろうか?
どことなく決めかねていた手術。その発言を聞きやはり手術はやってみようと思った。
帰りたくない場所へ。ただいま。おかえりなさい。
このクマは自分の病室がどこか解りやすいようにと看護師さんがつけてくれたもの。
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そして今日17日、仕事帰りに立ち寄ったら、普段向こうから積極的に話しかけてこない看護師さん達が話かけてきた。
「今日は荷物をまとめて家に帰ると病室を出て行ってしまって、いう事聞いてくれなくて大変でした。」と。
そして「娘さんの事を酷い人間だと言ってましたよ。」と。

「皆さんにも暴言吐いてるかもしれませんね、、すみません。」と私。
「慣れてるから大丈夫ですよ。」と看護師さん。

そう言ってはくれるが、自分がそうだからわかる。
ロボットじゃないから傷つけてしまっている事だろう。

今日は相当調子が悪かったようだ。
部屋に入るとなぜ帰られてもらえないのだとベッドの上でパニクっているオカン。
そして相変わらず乱れた部屋。行く度に片付けやらで追われる。
新品のおむつがビリビリに破られたいたり、あらゆるものが行方不明になっていたり、
持っていったタオルやら衣類と使用済みおむつを同じ袋に収納して全てオシッコまみれになっていたり、
ゴミ箱にスリッパを捨てていたり(これは家に帰るからもう必要ないと思ったのだろう)、
ティッシュが無駄に捨てられていたり、資源とお金の無駄遣いにもなっていて
病気だから仕方がないと分かっていてもお願いだから止めてくれとムカついたり祈ったり。。。
私までそのうちおかしくなりそう。
そして今日はオカンを見ていて、
まるで何か悪霊にとりつかれているのではないかと思ってしまったあの時を思い出した。
そう、チコちゃんを思い出した。

今日は杖なしでスタスタとトイレに歩いていくオカン。
え??考えられない、、。あんた誰?っと思ってしまう。
「思ってることハッキリ言ってスッキリしたらどうや?死んでしまえと言ったらどうや?」
とまるで違う人格の誰かが私を誘導しようとしてるような、試されてるような気分になったり。
昔からトラブル続きのような家庭環境なので悪霊にとりつかれている事は不思議では全くないのだが、帰り道そんな事を思い出して背中が震えた。
くっそ~。
何が悪霊やねん。
そんなやつには絶対負けないから。
いないかもしれないけど、笑。
負けてたまるか。
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